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フォトニュース

2024年5月13日

ニュースの写真1

昨日は久々に、かなりの雨が降りましたね。天候を少し心配しましたが、活動しやすい気温の中、年長そら組は「どろ団子教室」を行いました。

講師として、本年度ももちろん『どろ団子博士』こと島根大学 松本一郎先生(SDG’s関連でメディアに引っ張りだこです!)にお出かけいただきました。

今年も昨年に引き続き、泥団子をSDGsの視点を持ちながら楽しく作ろう、という活動です。今年の年長さんは、これからどろ団子遊びに取り組むぞ、というタイミングで教室を開きました。どんな話が聞けるのかな?『どろ団子博士』のお話(講義)にワクワクです。

泥団子教室は、SDGs17の目標の中で、主に「4 質の高い教育をみんなに」「15 陸の豊かさも守ろう」に関わる活動です。

松本先生は地学が専門なので、「泥団子に使う、幼稚園にある土・泥はどこから来たのか」という内容を、SDGsの視点を入れながら講義してくださいました。絵を描きながら、「雲があって、雨が降って、川ができて、土が流れて…」と、とてもわかりやすく、楽しく話をしてくださり、子どもたち、じっくりと聞き入っていました。

泥団子という、子どもが大好きな体験活動を通して、身近な環境に興味を向けて欲しい、という願いを大切にした保育です。

次に博士、自慢のコレクション(10年以上寝かせた宝物)を見せてくれました。ツルツルの年期の入った、また様々な色味の泥団子が放つ魔力に、子どもたち引きつけられていました。

10年ものという、自分たちよりも年上の泥団子。カッチカチです。半分に割れた団子も見せてみださいましたが、「月みたい!」とつぶやく子どもがいました。そう、本当に惑星のミニチュアに見えます。

そして、一郎先生、自慢の泥団子を1mの高さから落とす実験をしました。「わー、割れるよ!」「やめてー」との悲鳴が上がる中・・・

コーーン!といい音がして、泥団子は無傷です。「おー、パチパチ」子どもたち、感心することしきり。「こんな泥団子作りたい?」との問いに、はい!と改めて意欲全開な子どもたちでした。

さあ、いよいよ、お待ちかねのどろ団子作りです。自分たちも、博士みたいな、固くて光る団子を作ろう、と意欲満々です。まずは、土に適度な量の水を加えて、撹拌していきます。このブレンド量は、気温や湿度なども関係してくるそうです。泥団子、難しいです。。

適量(作りやすいのは、大きすぎず小さすぎず、掌サイズ)土をとり、とにかくこねる。こねて、中にある土の粒子を均一にすることが、堅いどろ団子を作る時のポイントだそうです。子どもたちが自分で作るどろ団子では、あまりしない作業がここかな、と思います。すぐに丸くしたがるのですが、ここは辛抱して、十分に、こねる。

♪にぎにぎにぎにぎ つよくなあれ♪ 松本先生作詞作曲の名曲にのせて、10分ひたすらこねました。

さあ、次のステップ、名曲の2番。♪ころころころころ まあるくなあれ♪ 掌で転がして、丸くしていきます。

いよいよ仕上げの3番。 一度手を洗い、掌で丸く整えていきます。♪ころころころころ きれいになあれ♪ 掌で転がしながら、表面を整えていきます。

3番まで歌い終わると、とてもきめ細やかな、美しい泥団子になりました。

大満足のツルツル団子が出来ました。しかし、これで終わりではなく、これからが子どもたちの探究の始まりです。博士に教えてもらった「ビニール袋に入れて乾燥しすぎないようにする作戦」を実践してみます。明日は、どんな様子になるかな?

さあ、今日をきっかけにして、そら組さんの泥団子作りがどう深まって、広がっていくのか、楽しみです。地学の基礎やSDGsの環境教育を、大学教授から「どろ団子作り」という経験を通して学べる、貴重な体験となりました。松本一郎先生、どうもありがとうございました。

さて、今日は今年度第1回目の「木音の部屋開放日」でした。たくさんの未就園のお子さんにご参加いただきました。

中でも、附属幼稚園に初めて来てくださるお子さんが5組あって、嬉しく思います。なかなか松江は屋内で遊べる場所がありませんよね。毎月、木音の部屋開放日を設けますので、皆様どうぞご参加ください。

今日の給食です。お子さんとの「話の種」にどうぞ。美味しくいただきました。

給食でプチネタです、ことり組では、「牛乳パックにストローの袋をひっつける」遊び(笑)が一部で盛り上がっていました。写真でわかりますかね。

年長は、字が読める子どもが多く、牛乳パックに書いてある文字に興味津々。私はこれまで気にもとめなかったのですが、パックの底に数字が書いてあり、「今日は2だった!」「○○ちゃんは8」と情報交換をしています。本当だ、書いてある。。ちなみに、1~12の間の数字しか無いそうです、そうなんだ(笑)。

また、側面に「栄養成分表示(製品1本(200ml)あたり)」と書いてあるのですが、これを見て「やった!今日も[あたり]だった!」「これはね、[はずれ]もあるんだよ。」・・・たぶん、[はずれ]は無いと思います(笑)。子どもの興味関心、面白いですね。

さあ、明日は春の親子遠足です。天気は晴れで心配なさそうですが、昨日の大雨で地面の状態が気になるところです。これから下見に行ってきます。

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